
社会政策・国際関係の専攻者の目標の立て方についてのアドバイス
■ どのようなゴールを設定したらよいのか?
海外留学というのは多くに人にキャリアアップの機会を与えてくれ、各自のゴールへのチャンスを与えてくれます。 物理学、ESL教育、ジャーナリズム、ファッションデザインといった分野ならば、非現実的にならずとも自分のキャリア目標を定めることは十分可能でしょう。しかし社会政策または国際関係を専攻する場合は課題となる問題は極めて 挑戦的で、 複雑です。なぜなら、戦争、飢え、またはエイズのような国際的な問題は一人の人間が解決することは不可能だからです。
このような個人レベルでは解決し得難い問題に直面した場合、故意的に「よりよい国際的な協力を促進します」や「国連のために働きます」といった抽象的な表現ですと、志願者が自分の将来について具体的なしっかりとした考えをもっていないという印象を与え、せっかくの良心的な意図が十分に伝えることができないでしょう。さらにトップスクールは、こういった問題に対する分析能力とクリアな思考力を要求します。そのためにハーバードKSGのMPAやジョンズ・ホプキンズのMPAなどでは、国際問題についてのエッセイを追加で要求し志願者の能力を正確に査定します。
スクール側は、前もってどのようなキャリアを歩んでいくか、という詳細な計画を志願者に求めるわけではもちろんありません。詳細を述べることができたり、分析をしっかりできるということは、その時点で自分のキャリアについて熟考されたことを意味します。事前にキャリアについての解決策を提示する必要はなく、将来の自分のキャリアについて分析をしっかり行い、多様な考えを巡らせ、可能性のある独自のアイデアを提示できることが肝心なのです。
例えば、官僚としてあなたが日本の年金問題を立て直したいとしましょう。この場合、現状の説明をし、どういった問題が起きているのか、をまず延べ、何を修正すべきか、それは何故か、ということを具体的に説明します。そして可能性がある修正案を考え、それを実行する際に起こりうる阻害要因はどんなことになるかを説明します。 さらに、目標について説明すると同時に、得ることができるスキルや経験なども考慮しましょう。そしてそういったことを達成するためにプログラムに対して求めることを明確に説明していきます。
世の中を良くしたいと思うことは大変素晴らしいことです。トップレベルの社会政策と国際関係のプログラムは、こういった希望を実行するために、努力を惜しまず 重労働にも耐え、さらに知的に分析をしながら慎重に計画を立てられる人材を求めています。 そして、主な国際問題に対し知識をもっていることが試験委員会のメンバーにわかってもらえれば、あなたが解決するために働くことができる人材だということが理解してもらえるでしょう。